概要
ヒアリング調査は対象者とインタビュアーが1対1で、調査項目に従って対話をしながら進める調査です。
新しい事業構想や、商品、サービスに対する感想や意見等を聴取するのに役立ちます。また、インターネット調査等の定量調査を行った後で、その回答の背景や理由等を深掘りして確認するのに適しています。定量調査の設計では想定しなかった意外な意見やアイディアを引き出せるのもヒアリング調査の特徴です。
インタビューの種類を整理すると以下の様になります。本メニューは下記の「ヒアリング調査」です。
インタビューの種類 | 参加者 | 実施概要 | 期待効果(Goal) |
---|---|---|---|
◎ヒアリング調査 | インタビュアー 被験者 |
インタビュアーがヒアリング項目に従って被験者に、なぜ、なに、どうしてという質問を繰り返し、回答の背景や理由を確認する。 | 発言を忠実に再生 →そのまま記録 →目的に合わせて編集 |
グループインタビュー デプスインタビュー |
モデレータ 被験者 |
モデレータが被験者に日常を思い出しながら自分を語ってもらい、対話を続けながら被験者の発言の背景や意味(インサイト)を引き出す。 | 課題に答えるための定性的な情報深化のアプローチで次の施策を判断 |
当社の調査モニター(マイボイスパネル)には約30項目の属性が登録されているため、ターゲット層の属性のモニターにスクリーニング調査を行って対象者を選ぶことが出来ます。また、インターネット調査で定量的な分析を行い、特定の回答をした方に協力依頼をしてヒアリング調査を実施するケースが多いです。
事前に7〜8項目の大項目でヒアリングシートを作り、各項目について、なぜ、なに、どうして、という深掘りの質問をすることで、被験者の意識や行動の背景や要因が確認できます。1人の方にかけられる時間が多いため、購買、消費、ライフスタイル、ブランドロイヤリティ等について詳細に聴取することができます。
当社のリサーチャーがインタビュアーとして調査を遂行しますが、当社が対象者のリクルートと、オンラインのシステム準備を行い、貴社のご担当者が直接ヒアリングすることも可能です。
ヒアリング調査(インタビュー調査)の特徴
- 定量調査では捉えきれない意識や行動の背景や理由を把握することができます。
- インターネット調査の後で、回答の理由や背景などを深く聞きたいときに有効です。
- 定量調査では想定しなかった意外な意見やアイディアを抽出することもできます。
- 人前で話しにくいお金や仕事、病気等のテーマにも対応しやすい特徴もあります。
インターネット調査との組合せでの対応
単独でヒアリング調査をすることもありますが、当社ではインターネット調査と一緒に実施するケースが多いです。定量調査で顧客のニーズや課題を構造的に把握した後で、ヒアリング調査でその回答の背景や理由を深掘りすることや、具体的な商品やサービスについての率直な評価や意見を集めるのが目的です。
インターネット調査とヒアリング調査を、調査企画からレポート作成と考察・提案まで対応します。
オンラインで実施するメリット
対象者が個人の場合は、会場に来るより自宅からオンラインで参加する方が負担も少なく参加率も高くなります。また、対象エリアを首都圏等に絞る必要もないため、全国のモニターを対象に設計出来るメリットもあります。対面で実施した方が良いケースもありますが、効率性の面で当社ではオンラインでの実施を推奨しています。