【 オンラインでの医療相談・診察 】に関するアンケート調査（第3回）

直近1年間にオンライン診療を利用した人は1.7%です。10・20代では約7%、30代では約4%となっています。 「オンライン診療サービスがあることは知っているが、今までに利用したことはない」は79.0%、女性60〜70代では各9割弱みられます。男性10〜30代では「サービスがあることを知らなかった」が3割前後で、他の層より高くなっています。

直近1年間にオンライン診療を利用した人に、受診したきっかけ・理由を聞きました（複数回答）。 「かかりつけ医がオンラインでの診療や相談を実施していた」「待ち時間・通院時間をかけたくない」がそれぞれ約25%、「遠方の医師の診察を受けるため」「薬を自宅に届けてもらえる」が各2割強です。「症状が重く、通院できない状態だった」「自分の都合のよい時間・場所で診察を受けたい」は、女性で比率がやや高くなっています。

※グラフの続きなど、より詳しいデータは【調査結果詳細】でご覧いただけます。

今後、オンライン診療を利用したいと思う人（「利用したい」「まあ利用したい」の合計）は約24%、2022年調査と比べて減少しています。利用意向者は若年層ほど高く、10・20代では約45%、30〜40代では3割前後です。また、直近1年間に利用した人では8割、利用経験者では6割弱となっています。

直近1年間に、オンラインでの健康・医療相談を利用した人は1.5%です。10・20代では約4%、30〜40代で各2%台となっています。「オンラインでの健康・医療相談があることは知っているが、今までに利用したことはない」は68.1%、高年代層で高い傾向です。「サービスがあることを知らなかった」は、若年層で比率が高くなっています。

今後、オンラインでの健康・医療相談で相談したい人（「相談したい」「まあ相談したい」の合計）は2割、2022年調査と比べて減少しています。相談意向者は若年層ほど高く、10・20代では約35%、女性30〜40代では各3割弱です。また、直近1年間にオンラインでの健康・医療相談で相談した人では8割弱、相談経験者では5割強となっています。

オンラインでの健康・医療相談で相談したい場面は（複数回答）、「病院に行くほどではないが不安」が利用意向者の47.3%、「受診するかしないかの判断に迷う」が40.4%、「すぐ相談したい・すぐ返事がほしい」「自分の都合のよい時間・場所で相談したい」が各3割強となっています。

＜利用したいと思う＞病院に行かなくて良いし、二次感染が防げるから。（男性42歳）
＜利用したいと思う＞病院での待ち時間が無駄だと感じるから。スタッフの対応がよくないことがあるから。院内では他の患者に配慮してマスクを強制されるのが煩わしいから。（男性45歳）
＜利用したいと思う＞3.4ヶ月に1回通院して飲み薬塗り薬を処方して貰っている病院がある。特に具合が悪い訳ではないのでオンラインで出来たら助かる。（女性60歳）
＜利用したいと思わない＞わざわざ病院に行かなくてすむのはいいが、料金が高くなるので利用したくない。（女性55歳）
＜利用したいと思わない＞症状をうまく伝えられるかどうか不安だから。（女性52歳）
＜利用したいと思わない＞問診だけではなく、触診や聴診でしか気づかない疾患や症状もあり、検査が必要な場合は二度手間になるため。（男性44歳）