【 オンラインでの医療相談・診察 】に関するアンケート調査（第2回）

直近1年間に、オンラインで医師の診察・処方を受けたことがある人（オンライン診療利用者）は1.8%です。10・20代では約6%、30代では約3%みられます。かかりつけの病院・医師がいる人では約3%です。 「オンライン診療サービスがあることは知っているが、今までに利用したことはない」は75.3%、女性50〜70代では各80%台となっています。

オンライン診療を受けたきっかけ・理由は（複数回答）、「かかりつけ医がオンラインでの診療や相談を実施していた」がオンライン診療利用者の41.0%です。「発熱・咳など新型コロナウイルス感染の疑いがあった」「待ち時間・通院時間をかけたくない」「遠方の医師の診察を受けるため」が2割前後となっています。

オンライン診療の利用意向者は、「利用したい」「まあ利用したい」を合わせて3割強です。男性10・20代や女性10〜30代では各40%台となっています。直近1年間の利用者では8割弱、利用経験者では約55%です。 非利用意向者は、「利用したいと思わない」「あまり利用したいと思わない」を合わせて3割強となっています。

オンラインでの健康・医療相談で、相談したいと思う人は「相談したい」「まあ相談したい」を合わせて3割弱です。男性10・20代や女性10〜30代では各4割弱みられます。直近1年間にオンライン健康・医療相談を利用した人では約85%、利用経験者では6割弱となっています。 一方、相談したいと思わない人（「相談したいと思わない」「あまり相談したいと思わない」の合計）は約36%です。70代では5割弱となっています。

オンラインで健康・医療相談をしたい人が、相談したい場面は（複数回答）、「病院に行くほどではないが不安」が47.6%、「受診するかしないかの判断に迷う」が39.8%、「すぐ相談したい・すぐ返事がほしい」「自分の都合のよい時間・場所で相談したい」「どの診療科にかかっていかわからない」が3割前後となっています。

＜利用したいと思う＞待合室は人数制限で5人程度しか入れず、窓全開の外廊下で待たされる時間が長くなった。寒い時期は北風で凍死しそうになり、暑い時期は熱中症になりかける。どの年代であっても、違う意味で受診がリスクとなっている。（女性47歳）
＜利用したいと思う＞薬だけ処方してもらえるのなら便利だと思います。（女性61歳）
＜利用したいと思う＞軽症で病院に行くことによって他の病気をうつされる心配の方が大きい場合はオンラインで診察してもらった方が安全だから。（女性29歳）
＜利用したいと思わない＞オンラインでは細かく患者の状態を確認できないのでは。見逃すことが多くありそう。（男性56歳）
＜利用したいと思わない＞実際に診て確認してもらいたい。緊急性があるかもしれないから。（女性48歳）
＜利用したいと思わない＞自分の言っている事が伝わっているのか疑問。（男性57歳）