【 消費スタイル 】に関するアンケート調査（第5回）

「自分の収入や資産にあった範囲で、堅実な生活がしたい」という考えに近い人が9割弱を占めます。「多少家計で無理をしても、高級なもの・質の高いものに囲まれた生活がしたい」という考えに近い人は1割強、世帯年収が高い層で比率が高い傾向です。

消費スタイルに関する考え方であてはまると思うものを選んでもらったところ（複数回答）、「買い物をすることは楽しい」「話題になっている商品でも、自分の趣味にあわなければ買わない」が各51.8%、「お金が貯まっていくことに幸せを感じる」「外でお金をかけて遊ぶよりも、家でくつろぐほうが好き」が各4割弱となっています。

自分にとって手に入れる価値があると思うものは、提示した選択肢の中では（複数回答）、「持ち家」が36.6%、「パソコン」「車」「スマートフォン・携帯電話」が各20%台、「海外旅行」「書籍、マンガ、CD、DVD・BDなど」が各2割弱です。男性10・20代では「スマートフォン・携帯電話」、男性30代では「パソコン」、女性10・20代では「書籍、マンガ、CD、DVD・BDなど」が1位となっています。

無くてもかまわないと思うものは、提示した選択肢の中では（複数回答）、「高級ブランドの服・バッグ」「宝飾品」が各6割強、「ゲーム機」が52.1%、「コレクターズアイテム」「美容・エステ」「高級レストランでの外食」が各40%台です。「スマートフォン・携帯電話」「パソコン」は5〜6%と低くなっています。「ゲーム機」は高年代層、「美容・エステ」は男性や高年代層、「コレクターズアイテム」は女性や高年代層で高い傾向です。「パソコン」は女性10〜30代でやや高くなっています。

一番満足した、幸せ感を得た消費行動がある人は6割弱です。そのジャンルは（複数回答）、「旅行、宿泊」が12.9%、「食事」が8.5%などとなっています。「旅行、宿泊」に続く2位は、男性30代では「洋服、服飾雑貨」、男性40〜60代では「車、バイク」、女性10・20代では「化粧品、美容用品」、女性30代では「食品・食材、お菓子、飲料、お酒」、女性60・70代では「家族や友人・知人などのため」です。

一番満足した、幸せ感を得た消費行動がある人に聞きました。満足や幸せ感を得た商品・サービスから得られた満足感の内容は（複数回答）、「自分の気持ちが前向きになる・元気になる」「自分を心身ともにリフレッシュできる」が各4割強、「癒される、リラックスできる」が35.6%、「自分の内面が豊かになる」「自分の楽しみに没頭できる」「相手に喜んでもらえる、相手の役に立つ」が2割前後です。『旅行・宿泊』『レジャー』から満足や幸福を感じた人では、「自分を心身ともにリフレッシュできる」が他の層より高くなっています。

・有料の音楽レッスンを受けてスキルが上がったこと。（男性37歳）
・子供をキッザニアに連れて行ったこと。喜んでいろんな体験をしてくれた。高いけど行ってよかった。（男性38歳）
・防犯カメラ。意外と近所の飼い猫が庭に侵入していたことが分かった。（男性49歳）
・母親にコードレス掃除機を買ってあげたこと。（男性56歳）
・古写本を購入したこと。ネットオークションで文学作品の江戸期の写本を購入したが、唯一無二のものなので、とても満足している。（女性23歳）
・炊飯器を15年ぶりに買い換えた。いつも食べている白米が美味しく炊けて感動した。技術の進歩がすごかった。（女性36歳）
・病院の帰りに買ったちょっと高級なわらび餅がおいしかった。（女性46歳）
・ビオラのハンギングバスケット寄せ植えを楽天で購入したが、届いてから少しずつ花が増えて、満開になっていく楽しみと美しさに満足している。（女性61歳）