【 格安スマホ 】に関するアンケート調査（第8回）

格安スマホ・SIMカード（以下格安スマホ）の利用者は3割強で、過去調査と比べて増加傾向です。 「スマートフォン端末（本体）と格安SIMカードを一緒に新しく購入」は18.1%、格安スマホ利用者の6割弱となっています。「格安SIMカードを購入し、所有スマートフォンのSIMカードを差し替える」は6.4%、格安スマホ利用者の2割です。

格安スマホ利用者のうち、「ワイモバイル」を利用している人が21.6%です。「UQモバイル」が14.2%、「OCNモバイルONE」が7.4%、「マイネオ」が5.7%となっています。

格安スマホの購入場所は（複数回答）、「オンラインショップ」が利用者の46.4%、「通信会社の店舗」が24.7%、「家電量販店」が17.3%です。男性10・20代や40代では、「オンラインショップ」の比率が高くなっています。

格安スマホを利用していない人に、利用しない理由を聞いたところ（複数回答）、「現在利用しているもので満足している」が51.3%、「通信の安定性や速度に不安がある」「格安スマホを詳しく知らない」が各2割弱です。

格安スマホの利用意向者は、「利用したい」「まあ利用したい」を合わせて4割弱です。過去調査と比べて増加傾向です。10・20代では5割強、男性70代や女性60・70代では各3割強と、年代差が大きくなっています。また、格安スマホ利用者では8〜9割強、非利用者では2割弱です。スマートフォンのみ利用している人では4割強、スマートフォン・携帯電話を併用している人では6割弱となっています。

格安スマホ利用意向者の、サービス選定時の重視点は（複数回答）、「月額利用料金」が85.2%、「通信の安定性」が53.8%、「データ通信容量」「通信速度の速さ」「機器や端末の価格」「電話番号が引き継げる」が各30%台となっています。 若年層では「データ通信容量」の比率は高く、「通信の安定性」「電話番号が引き継げる」は低い傾向です。端末+格安SIMカード新規購入者では、「機器や端末の価格」が他の層よりやや高くなっています。

＜利用したい＞現在利用しているガラケーがいつまで利用できるか分からないので、利用できなくなったら格安スマホを利用すると思うので。（女性53歳）
＜利用したい＞通信機器として、必要最低限の機能があれば満足。大手キャリアでなくても、ある程度、通信環境が整っている。使用ギガ数も動画を見ないので、数ギガあれば十分。（男性48歳）
＜利用したい＞断然価格が安い上、速度や通話品質も大手の時と変わらないように思うから、今後も格安SIMを利用していきたい。（女性27歳）
＜利用したくない＞大手キャリアの老人向けプランの方が面倒がない。（男性62歳）
＜利用したくない＞山や田舎に良く行くので通信の安定性が1番大事だから。（女性42歳）
＜利用したくない＞現在、ahamo、povo、LINEMOなどの安い料金設定のスマホが登場したので、格安スマホのメリットが全く無くなったと思う。むしろ通信速度や安定性に不安のあり、選べる機種も少ない格安スマホはデメリットばかりだと思う。（女性56歳）
＜どちらともいえない＞以前利用していたときは、時間帯によって通信速度が極めて遅くなった。それが改善されるなら利用を検討したい。（男性48歳）
＜どちらともいえない＞安いのは魅力ですが家族の縛りがあるので進めない。（女性54歳）