【 味の好み 】に関するアンケート調査（第5回）

好きな味は（複数回答）、「甘い」が44.2%、「薄い・あっさり」が40.2%、「さっぱり」「甘辛い」「スパイシー」が各30%台です。「甘辛い」「すっぱい」「クリーミィ」は、女性で高くなっています。「甘い」は、女性や若年層で高い傾向です。「濃い・こってり」「塩辛い・しょっぱい」は、若年層で高くなっています。

苦手な味は（複数回答）、「苦い」「辛い」が各30%台、「塩辛い・しょっぱい」「すっぱい」が各20%台となっています。「苦い」は女性若年層、「塩辛い・しょっぱい」「辛い」「濃い・こってり」は女性50〜70代で高い傾向です。

ここ2〜3年で食べるようになった味がある人は3割弱です。食べるようになった味は（複数回答）、「薄い・あっさり」「スパイシー」「すっぱい」が6〜7%です。女性10・20代では、「辛い」がやや高くなっています。

ここ2〜3年で食べなくなった味がある人は4割弱です。食べなくなった味は（複数回答）、「濃い・こってり」が14.5%、「塩辛い・しょっぱい」が9.9%です。「塩辛い・しょっぱい」は60・70代、「濃い・こってり」は女性60・70代で高くなっています。

好きな味のベースは（複数回答）、「しょうゆ」「かつおだし」「昆布だし」が4〜5割、「塩こしょう」「みそ」「カレー」「チーズ」が各30%台です。「てりやき」「バターしょうゆ」は女性10〜30代、「塩」「ミルク・クリーム系」は女性10〜40代、「チーズ」は女性10〜50代で比率が高くなっています。東北では「味噌」、九州では「とんこつ」が他地域よりやや高くなっています。

好きな味のジャンルは（複数回答）、「和風」が80.4%、「洋風」「中華風」が各50%台です。女性では、「洋風」「韓国風」の比率が高くなっています。「アジア・エスニック風」は、女性10〜40代で高い傾向です。

つい選んでしまうような、最も好きな味は「薄い・あっさり」「甘辛い」が各1割強、「スパイシー」が10.1％です。男性10・20代では「濃い・こってり」、女性10〜30代では「甘い」が高くなっています。「薄い・あっさり」は、女性や高年代層で高い傾向です。

・味付けが徐々に濃くなってきていると感じる。（男性21歳）
・健康診断の結果、特に異常がなかったため甘いものを食べるようになった。（男性31歳）
・塩分を摂りすぎると舌のしょっぱい感覚が抜けるのに時間がかかるようになった。（男性46歳）
・濃厚なはっきりした味を好んでいたが、加齢とともに薄い上品な味付けを好むようになった。（男性74歳）
・ダイエットを意識して甘いもの特にケーキや小豆・まんじゅうなどを食べなくなった。（女性29歳）
・こどもができてから比較的あっさり系の味を選ぶことが増えた。（女性39歳）
・甘いものが苦手だったのが、食べられるようになったこと。たとえば、甘い菓子・さつまいもなど。（女性59歳）
・年齢のせいか辛いものが好きだったのに苦手になってきました。また抗がん剤を受けてから冷たいものの味がわかりづらくなりました。（女性57歳）