【 なべ料理 】に関するアンケート調査（第8回）

なべ料理を食べる季節は（複数回答）、「冬」が71.5%、「秋」が31.3%です。「一年を通して食べる」は20.4%、北海道では他の層より高くなっています。

自宅でよく食べるなべ料理は（複数回答）、「おでん」「すき焼き」「寄せ鍋」「水炊き」「キムチ鍋・チゲ鍋」などが上位にあがっています。「寄せ鍋」「湯豆腐」「すき焼き」「おでん」は若年層で低く、高年代層で高い傾向です。地域別にみると、北海道では「石狩鍋」「しゃぶしゃぶ」、東北では「きりたんぽ鍋」、近畿では「うどんすき」が他の層より高くなっています。また、「水炊き」は西日本で高い傾向がみられます。

自宅でなべ料理を食べる人に、食べる場面を聞いたところ（複数回答）、「温まりたい」「野菜をたくさん食べたい」が約65%で上位2位、次いで「いろいろな食材を食べたい」が42.9%、以下「栄養バランスのよい食事をとりたい」「家族がそろう」が各20%台で続きます。男性若年層では、「お腹いっぱい食べたい」の比率が高くなっています。

自宅でなべ料理を食べる人のうち、直近1年間に市販の鍋つゆを利用した人は7割強です。利用したタイプは（複数回答）、「ストレート：パウチパック（2人前以上）」が35.0%で最も多く、「濃縮タイプ：パウチパック（キャップなし）」「キューブタイプ（固形）」が各2割弱となっています。

市販の鍋つゆの利用場面は（複数回答）、「なべ料理を食べるときは、ほぼ毎回使う」が鍋つゆ利用者の45.7%、「なべ料理の味のベースや種類によっては、市販品を使う」が33.6%、「食べたい味の鍋つゆが売っていた」「家庭で作るのが難しい・面倒な味つけ」が各10%台となっています。

市販の鍋つゆ購入時の重視点は（複数回答）、「味」が鍋つゆ利用者の78.4%、「価格」が45.7%、「タイプ」が20.5%、「メーカー」「賞味期限・消費期限」などが各10%台となっています。

鍋を食べる時や鍋つゆに関することで、あてはまるものを選んでもらったところ（複数回答）、「自宅で鍋を食べるとき、だいたい決まった味の鍋つゆを使う」が29.2%、「鍋つゆを、調味料として使う」「自宅で一人鍋を食べる、一人前ずつの鍋を用意する」が各1割強となっています。

・ストレートタイプだと具材から出る水でスープが薄まる。（男性29歳）
・量が多く独り暮らしには使いにくい。味が甘い。（男性37歳）
・味付けが濃く、調味料がたくさん入っている気がするところが不安。（男性56歳）
・流行によって毎年様々なタイプの鍋つゆが販売されて選択する楽しみはあるが、気に入っても来年もあるとは限らず流行に左右されやすい商品である。（男性60歳）
・ちょっと変わった味はストレートタイプが主流であること。大きくて買い物にかさばり重い。（女性29歳）
・使ったことがないのでわからないが、にんにくなど苦手な食材が入ってることが多いこと。（女性47歳）
・ストレートタイプの鍋つゆで3〜4人前と書いてあるが、なんとなく量が少ない感じがします。最後のシメの雑炊や麺を入れる時につゆが足りなくなってしまうから。（女性46歳）
・キューブは大人数のときは包装を外すのがめんどくさい。（女性64歳）