【 セルフレジの利用 】に関するアンケート調査（第2回）

買い物客自身が商品スキャンから会計まですべて行う「フルセルフレジ」。直近1年間に利用した人は6割強です。女性や若年層で比率が高く、女性10〜40代では各70%台、男性60・70代では5割弱となっています。

直近1年間にフルセルフレジを利用した店舗は（複数回答）、「スーパー」が52.5%です。「衣料品店」「コンビニエンスストア」が各1割強で、2018年調査より増加しています。

フルセルフレジの利用場面は（複数回答）、「対面式レジやセミセルフレジが混んでいる」が直近1年間利用者の54.4%、「買うものの数が少ない」「セルフレジに並んでいる人が少ない・混んでいない」が4割前後です。毎回利用する層では「自分のペースで会計をしたい」、利用することが多い層では「フルセルフレジに並んでいる人が少ない・混んでいない」の比率が高くなっています。

フルセルフレジ利用時の支払い方法は（複数回答）、「クレジットカード」が直近1年間利用者の57.8%、「現金」が44.4%、「電子マネーのカード」が29.2%です。「スマホ決済」は、男性10〜40代や女性10・20代で比率が高くなっています。女性若年層では「現金」も高い傾向です。

商品スキャンは店員が行い、会計は客自身が精算機で行う「セミセルフレジ」。直近1年間に利用した人は7割強で、2018年調査より増加しています。利用した店舗は（複数回答）、「スーパー」が66.0%、「コンビニエンスストア」が7.9%です。

セミセルフレジ利用時の支払い方法は（複数回答）、「現金」「クレジットカード」が直近1年間利用者の各50%台、「電子マネー」が20.7%です。フルセルフレジに比べると、「現金」の比率が高くなっています。「スマホ決済」は、男性10〜40代や女性10・20代でやや高くなっています。

今後のセルフレジの利用意向は、「フルセルフレジ」「セミセルフレジ」とも各5割となっています。男性10〜50代や女性10・20代では「フルセルフレジ」、女性60・70代では「セミセルフレジ」が高い傾向です。

今後利用したいセルフレジは（複数回答）、「客自身が商品を専用レジにのせると自動スキャンされ、精算機またはモバイル決済で会計」が52.0%、「客自身が、レジで商品を1つずつスキャンし、精算機で会計」が35.9%となっています。

『フルセルフレジを利用したい』
・自分のペースでできるので、焦らなくて済む。カード決済なので小銭が増えなくて済む。（女性68歳）
・もともと潔癖症で、そこにコロナ感染が加わり、購入したい商品になるべく他の人が触れないようにしたい。レジの人はさまざまな食品を触っているのでそれで触られたくない。（女性53歳）
『セミセルフレジを利用したい』
・スキャンは店員さんのほうが早い。会計のやり取りはマスク越しで聞き取りにくいのでセルフのほうがいい。（女性33歳）
・野菜など、バーコードの無い商品を購入するときは、セミセルフのほうが便利。（男性65歳）
『どちらも利用したい』
・早く会計が終わるのであればどちらとも利用したいから。（女性35歳）
・商品が少ない時は、すべて自分で行うフルセルフ。商品が多い場合は、セミセルフ。トラブルが少ない。（男性69歳）
『その他の形態』
・買い物かごに入れたままで価格を読み取ってくれるレジを利用したい。（男性70歳）
・UNIQLOやGUで導入されているレジは使い勝手がいいので、あの形態であれば常に使用したいと思います。（女性43歳）