【 証券会社の利用 】に関するアンケート調査（第８回）

証券会社と取引したことがある人は4割強です。男性や高年代層で高く、男性50〜70代では5〜6割、女性60・70代では5割弱となっています。取引をした時期は、「1ヶ月以内」が17.7％です。

直近3年以内に取引したことがある人に、取引した証券会社を聞いたところ（複数回答）、「SBI証券」が32.4％、「楽天証券」「野村證券」が各20％台です。前回調査した2017年と比べて、「楽天証券」が増加しています。

直近で主に取引した証券会社について「満足」と回答した比率を見ると、『SBI証券』主利用者で4割弱、『松井証券』『auカブコム証券』主利用者で3割前後です。「満足」「やや満足」の合計では、『SBI証券』『楽天証券』主利用者で各8割強となっています。

直近3年以内に証券会社と取引した人に、取引・購入した金融商品を聞いたところ（複数回答）、「国内株式」が76.3％、「株式投資信託」が30.1％、「国内債券（国債）」「外国株式」「外国債券（外債）」が7〜9％となっています。

取引する証券会社を選ぶ際の重視点は（複数回答）、「会社の信頼度、経営の安定性」「手数料が安い」が各4割弱で上位2位、「セキュリティーが信頼できる」「知名度が高い」が各20％台で続きます。
『SBI証券』『松井証券』主利用者では、「手数料が安い」が8〜9割で1位となっています。『大和証券』『野村證券』主利用者では、「会社の信頼度、経営の安定性」「知名度が高い」が上位2位です。『GMOクリック証券』『auカブコム証券』主利用者では、「取引のツールが充実している」が高くなっています。

今後取引したい証券会社は（複数回答）、「SBI証券」「楽天証券」が各10％台、「野村證券」が9.0％となっています。「わからない」が55.9％です。主に利用している証券会社を今後も利用したい人（継続利用意向）は、『GMOクリック証券』『SBI証券』主利用者で各80％台となっています。

『SBI証券』
・取引手数料が安いし、経営の健全性、ネット取引が分かりやすいから。（女性68歳）
・スマホアプリに慣れていて、空き時間に手軽に取引ができるから。（男性54歳）
・SBI証券会社を経由すると、自分の複数銀行口座間のお金の移動が手数料なしでできるから。（女性51歳）

『楽天証券』
・楽天銀行を利用しているからその流れで楽天証券を利用。（女性36歳）
・ネット証券で手数料が安いことまたポイントがたまること。（男性52歳）
・楽天はシステムが一番わかりやすいので初心者でも取り組めるから。（男性28歳）

『野村證券』
・国内最大の証券会社で、信用があると思ったから。投資について詳しい情報提供をしてくれた。（男性64歳）
・20年くらい取引があるため、担当者と顔見知りだから何となく利用している。（女性45歳）
・近くに店舗があり、インターネットでも取引できるから。（女性48歳）