【 スマートスピーカー（AIスピーカー） 】に関するアンケート調査（第２回）

　スマートスピーカーの認知率は8割弱、2018年調査より増加しています。「どのようなものか、内容を知っている」が28.7％、「聞いたことがある程度」が49.9％となっています。
　

　自分でスマートスピーカーを利用している人は5.5％、「自分だけで利用している（同居家族は利用していない）」が2.4％、「自分を含む同居家族で利用している」が3.1％です。「自分は利用していないが、同居家族が利用している」（1.9％）を含む、自分または家族が利用している人は7.4％となっています。

　スマートスピーカー世帯利用者が利用している機能は（複数回答）、「天気予報を聞く」が50.7％、「音楽を聴く」「ニュースの読み上げ」が3〜4割、「アラーム・時報、タイマーの設定」「言葉の意味を調べる、翻訳」「時刻の確認」が各2割です。「ニュースの読み上げ」は男性40・50代、「音楽を聴く」は女性で比率が高くなっています。
　
　

　スマートスピーカーの利用意向は16.9％、現在利用者（自分だけ利用、自分と家族で利用）では8割弱、自分以外の家族利用者では4割弱です。非利用者では利用意向が1割強、非利用意向が5割弱となっています。

　スマートスピーカー利用意向者がやってみたいこと・利用したい機能は（複数回答）、「天気予報を聞く」が58.5％、「ニュースの読みあげ」が40.7％、「音楽を聴く」「言葉の意味を調べる、翻訳」「アラーム・時報、タイマーの設定」「家電や照明器具などの操作」「乗り換え案内、目的地への行き方の検索」が各30％台です。「ニュースの読みあげ」「スポーツの試合などの結果の確認」は男性、「料理レシピの検索・表示」「言葉の意味を調べる、翻訳」は女性で比率が高くなっています。

　スマートスピーカー利用意向者に購入時の重視点を聞いたところ（複数回答）、「本体価格」「メーカー・ブランド」が5〜6割、「操作のわかりやすさ」「音声認識の精度」「AIアシスタント」が各4割弱です。「大きさ」「操作のわかりやすさ」「手入れのしやすさ」「持ち運び可能」「セキュリティ」は女性高年代層で比率が高くなっています。

『利用したい』
・暗闇の中で電気をつけなくても、操作できるのは便利だから。（男性51歳）
・施設にいる母用にエコースポットアレクサを買って、ただいま設定中だが、値段以上の仕事をしてくれる事にいちいち感心している。もう一台自分用に欲しいくらいだ。（女性48歳）
・フリーハンドでタイマーや天気予報が聴けるため。（女性26歳）

『利用したくない』
・自分自身が操作する必要がなくなるため、運動量や知力が退化するのではないかと思うから。（女性29歳）
・これ以上、AIに人間が振り回されたくないから。（男性41歳）
・周りの人が利用してたら、話しかけも、スピーカーの返答もうるさくて鬱陶しい。黙って自分で操作すりゃいいじゃないと思う。（女性65歳）

『どちらともいえない』
・スマホでできたらそれで充分な気がするので。ただ、AIスピーカーでしかできない魅力的な機能があったら利用を考えるかもしれないので。（女性38歳）
・現在は必要ないが年齢を重ねると身体が動かなくなるので必要になるかもしれません。（女性70歳）