【 格安スマホ 】に関するアンケート調査（第５回）

　「格安SIMカードとスマートフォン端末をセットで購入」の利用者は全体の9.8%、「格安SIMカードを購入、端末は新しく購入したSIMフリースマートフォンを利用」「格安SIMカードを購入、端末は所有スマートフォンを利用(SIMカードを差し替える)」は各4〜5%、「格安SIMカードを購入、端末は中古で購入したスマートフォンを利用」は1.0%です。これらのいずれかを利用している人、つまり格安スマホ・格安SIMカード利用者の比率は、全体の2割強で、過去調査と比べ増加傾向です。男性10〜40代、女性30代で各3割と他の層より高くなっています。
　

　格安スマホ・SIMサービス利用者のうち、「楽天モバイル」利用者が25.9%、「マイネオ」「UQモバイル」「OCNモバイルONE」などが各1割弱となっています。

　格安スマホ非利用者(全体の8割弱)の、非利用理由は「現在利用しているもので満足している」が47.2%、「通信の安定性や速度に不安がある」「格安スマホを詳しく知らない」「メールアドレスを変えたくない」「契約手続きや、利用環境設定が面倒・わからない」「格安スマホに興味がない」などが各10%台です。

　格安スマホ・SIMカードの利用意向者(「利用したい」「まあ利用したい」の合計)は3割強、非利用意向者(「利用したくない」「あまり利用したくない」の合計)は約35%です。利用意向者の比率をみると、若年層で高い傾向で、男性10・20代で5割弱、男性30・40代、女性10・20代で各4割、男性60・70代や女性50〜70代では各20%台となっています。また、格安スマホ・SIMカード現在利用者では9割の利用意向ですが、非利用者では2割弱です。スマートフォンのみ利用者では4割弱、スマートフォン・携帯電話両方利用者では7割弱となっています。

　格安スマホ・格安SIMカード利用意向者の、サービス選定時の重視点は「月額利用料金」が85.4%、「通信の安定性(つながりやすさ、安定している)」「通信速度の速さ」「データ通信容量」「機器や端末の価格」が各4〜5割です。女性では「通信の安定性(つながりやすさ、安定している)」「アフターサービス」などの比率が高くなっています。端末+格安SIMカードのセット利用者では、「機器や端末の価格」の比率が高く、「月額利用料金」に続き2位にあがっています。格安SIMカード購入者では「余ったデータ容量(パケット)を翌月に繰り越し可能」などがやや高い傾向です。
　

（※カッコ内は格安スマホ利用状況/利用意向）
・キャンペーン以外の時の月額はいくらなのか(男性/13歳/格安スマホ・SIMカード非利用/まあ利用したい)
・今使っているメールアドレスを変更するのが不安。(男性/23歳/格安スマホ・SIMカード非利用/まあ利用したい)
・集中する時間帯(お昼)などに　LINEなどが届かないという情報を聞くので、連絡したいときにつながりにくいというのは不安。(男性/46歳/格安スマホ・SIMカード非利用/まあ利用したい)
・窓口で解約手続き時の接客の悪いこと。新規加入との差がありすぎて不愉快なことがある。(男性/64歳/格安SIMカード+端末のセット/利用したい)
・通信の安定性です。使いたい時に使えないと困るなと考えています。(女性/20歳/格安スマホ・SIMカード非利用/利用したい)
・全てにおいて不安しかないから利用したいと思わない(女性/27歳/格安スマホ・SIMカード非利用/利用したくない)
・時間帯によっては通信速度が遅い。サポートが大手より薄い(女性/38歳/格安SIMカード+端末のセット/利用したい)
・HPのコールセンターの番号がわかりにくいところに記載されている。コールセンターにつながったことがない。(女性/54歳/格安SIMカード+端末のセット/利用したい)
・手続き切り替えなどが簡単ならば考えても良い(女性/58歳/格安スマホ・SIMカード非利用/あまり利用したくない)