【 歯ブラシ 】に関するアンケート調査（第４回）

　歯磨きをする回数は1日「2回」が49.3％です。過去調査と比べて、「3回」が微増しています。女性の方が磨く回数が多い傾向がみられます。

　外出先で歯磨きをする人は2割強、「外出先での食事後などに、歯磨きをすることが習慣になっている」が6.0％、「外出先で、歯を磨くことがある」が16.4％となっています。外出先で歯磨きをする人の比率は、普段の歯磨き回数が『1回』『2回』の層では各10％台、『3回』『4回以上』の層では各40％台です。『4回以上』の層では、「外出先での食事後などに、歯磨きをすることが習慣になっている」が2割強と他の層より高くなっています。
　
　

　歯のお手入れで使うアイテムは（複数回答）、「歯ブラシ」が87.8％、「歯磨き粉」が57.7％、「歯間ブラシ」「デンタルフロス、糸ようじ」「マウスウォッシュ、デンタルリンス」が各3割、「電動歯ブラシ、音波・超音波歯ブラシ」が2割です。「デンタルフロス、糸ようじ」「歯磨き粉」は、女性で比率が高くなっています。「歯間ブラシ」は高年代層、特に女性高年代層で高い傾向です。「電動歯ブラシ、音波・超音波歯ブラシ」は、若年層でやや低くなっています。

　歯ブラシ（電動ではないもの）利用者に、利用している歯ブラシの特徴を聞いたところ（複数回答）、「ヘッドが小さい（コンパクトタイプ）」が49.4％、「毛がやわらかめ」が26.9％、「毛が極細・超極細」が19.5％です。「ヘッドが小さい」は、女性30〜70代で6〜7割と高くなっています。

　歯ブラシ（電動ではないもの）選定時の重視点は（複数回答）、「毛先の固さ」が利用者の54.7％、「ヘッドの大きさ」「価格」が各4割弱、「毛先の形状」「歯ブラシの柄の形・持ちやすさ」が各20％台です。「ヘッドの大きさ」は女性で比率が高く、女性40〜70代で5割と男性との差が大きくなっています。「歯ブラシの柄の形・持ちやすさ」は、女性50〜70代で高い傾向です。

　電動歯ブラシ、音波・超音波歯ブラシ選定時の重視点は（複数回答）、「本体価格」「駆動方式」が利用者の各3割、「ヘッドの大きさ」「充電式か、乾電池式か」「替ブラシの価格」「歯垢の落ちやすさ」「商品ブランド、メーカー」が各2割強です。「ヘッドの大きさ」は、女性で比率が高くなっています。『フィリップス』『ブラウン』主利用者では「歯垢の落ちやすさ」、『ライオン』主利用者では「本体価格」「替ブラシの価格」「ヘッドの大きさ」が高い傾向です。

　外出時に歯磨き・口腔ケア用アイテムを持ち歩く人は4割、女性の方が比率が高くなっています。持ち歩いているものは（複数回答）、「携帯用の歯ブラシ・歯磨きセット」「ガム」「タブレット、清涼カプセルなど」が各1割です。
　

・固さが書いてはあるが、結局使ってみないとわからない。（男性24歳）
・歯磨きで力を入れ過ぎてしまうのを改善する、または余計な力の影響が緩和される歯ブラシが欲しい。（男性29歳）
・これといったものに出会ったことがない。高いものには手が出せない。（男性43歳）
・電動歯ブラシの「替えブラシ」が高額で困っています。又、同じメーカーの電動歯ブラシでも、電動歯ブラシ本体との接続面のデザインが異なるので、間違って違う物を買いそうで恐いです。（男性56歳）
・歯ブラシを洗った後に毛の根元の方に歯磨き粉が残って取るのが大変な事。（女性22歳）
・使用後はなるべく清潔に保てるよう、よく乾燥させたりしているが、衛生面が気になる。（女性35歳）
・手がつかれる。きちんと磨き切れているか心配。（女性70歳）
・携帯用のものに選択肢が少なく、ケースなどの使い勝手が悪い。（女性57歳）