【 ドラッグストアの利用 】に関するアンケート調査（第９回）

　ドラッグストア利用頻度は「月2〜3回」「月1回以下」が各3割強でボリュームゾーンです。週1回以上利用者は、全体の3割弱です。女性の方が比率が高く、男性より利用頻度が高いことがうかがえます。男性10・20代では、「利用しない」が2割弱で、他の層より高くなっています。

　ドラッグストア利用者が直近1年間に利用したドラッグストアは、「マツモトキヨシ」「ウエルシア」「サンドラッグ」「スギ薬局、スギドラッグ、ドラッグスギ」などが各2〜3割で上位にあがっています。過去調査と比べ、「ウエルシア」は増加傾向です。北海道、東北は「ツルハドラッグ」、関東は「マツモトキヨシ」、北陸は「クスリのアオキ」、中部、近畿は「スギ薬局、スギドラッグ、ドラッグスギ」、中国、四国、九州は「ディスカウントドラッグ コスモス」が1位です。

　ドラッグストアでの直近1年間購入商品は「市販薬」が利用者の60.1%、「日用消耗品(台所・トイレ用品、防虫・殺虫剤、消臭剤など)」「ティッシュ、トイレットペーパーなど」「お菓子、チルドデザート(プリンなど)、アイスクリーム」「オーラルケア用品(ハブラシなど)」「食料品」などが各40%台です。女性10・20代では「化粧品、メイクアップ用品」「ボディケア用品(制汗剤、日焼け止め、除毛剤など)」が各5〜6割で上位2位です。
　

　ドラッグストア利用者の重視点は「価格が安い」「品揃えが豊富」が利用者の各5〜7割、「便利な場所にある」「ポイントやキャンペーンなどのお得なサービスがある」が各4割、「駐車場がある」「商品が探しやすい」などが各2割強です。「ポイントやキャンペーンなどのお得なサービスがある」「商品が探しやすい(陳列がきれい、案内板があるなど)」「店内環境が良い(入りやすい雰囲気、清潔感など)」「便利な場所にある」などは、女性での比率が高くなっています。
　

　ドラッグストアでの購入時にポイントを直近1年間にためている人は、ドラッグストア利用者の8割強です。女性での比率が高く、男性10・20代や、九州などで、低くなっています。直近1年間にためたポイントは「各ドラッグストア独自のポイントを貯める(マツキヨポイントなど)」が、ドラッグストア利用者の60.3%、「いろいろな店で使える共通ポイントを貯める(Tポイント、楽天ポイントなど)」が38.3%、「電子マネーのポイントを貯める(楽天Edy、nanacoなど)」が12.4%です。

　ドラッグストアが提供するインターネットサービスの直近1年間利用状況は、「ドラッグストアの公式アプリ」が7.2%、「ドラッグストアのオンラインショップでの商品購入」「ドラッグストアのオンラインショップの閲覧」「ドラッグストアのメールマガジン」が各5〜6%となっています。

(※カッコ内はドラッグストア利用頻度)
・欲しいものがどこにあるのかわかりづらい。(男性 26歳 月2〜3回)
・薬事法のためだが説明を受けないと買えない第一類医薬品等が買えると助かる。(男性 34歳 月2〜3回)
・最近、無料の血管年齢の測定器や骨年齢の測定器がなくなったこと(男性 33歳 月2〜3回)
・最近は、どんな商品もおいているのでコンビニと区別がつかない。(男性 43歳 月2〜3回)
・時間帯によっては混んでいて、レジを済ませるのに時間が掛かる。(男性 73歳 月2〜3回)
・もっと化粧品が豊富だと嬉しい。韓国コスメがあったら嬉しい。匂いの物は全部かげると嬉しい。(女性 28歳 月2〜3回)
・野菜ももっと置いてほしい。お弁当等も置いてほしい。(女性 35歳 週4〜5回)
・同じチェーン店なのに、お店によって、取り扱い商品がばらつく。(女性 46歳 月2〜3回)
・特売品が品切れになってしまうことがある。(女性 51歳 週2〜3回)