【 デリバリー 】に関するアンケート調査（第６回）

　食事のデリバリーサービス利用者は全体の5割強で、過去調査と比べ減少傾向です。関東では利用者が6割弱ですが、中国・四国では4割弱と、地域により差がみられます。利用頻度は、「半年に1回程度」「数年に1回以下」が各1割強でボリュームゾーンです。月1回以上利用者は全体の約7%、デリバリーサービス利用者の1割強です。男性若年層で、利用頻度がやや高い傾向です。
　

　利用しているデリバリーサービスの種類は、「ピザ」が、デリバリーサービス利用者の65.1%、「寿司」が31.4%です。50〜70代では「寿司」の比率が高く、「ピザ」が低くなっています。北海道では「寿司」、中国では「お好み焼き、たこ焼き、とんかつなど」などの比率が高くなっています。

　食事のデリバリーサービス直近1年間利用者の利用場面は、「休日・夕食」が51.6%、「休日・昼食」「平日・夕食」「パーティ、来客時」が各2〜3割です。女性60・70代では「人数が大勢いる時」などが高くなっています。また、60・70代では「休日・夕食」の比率が他の層より低くなっています。デリバリー利用頻度が月に1回以上と高い層では、「平日・夕食」の比率が高い傾向です。

　デリバリーサービス直近1年間利用者の注文方法は「店舗に電話」が56.6%、「店舗のWebサイト・アプリなど」「デリバリーサービスのWebサイト・アプリ(出前館、楽天デリバリーなど)」が各3割です。「店舗のWebサイト・アプリなど」は男性10・20代や、女性10〜50代、「デリバリーサービスのWebサイト・アプリ(出前館、楽天デリバリーなど)」は男性30代での比率が高くなっています。「店舗に電話」は50〜70代で各6〜7割と高くなっています。
　

　デリバリーサービスのWebサイト・アプリ利用者の重視点は、「注文のしやすさ」が50.9%、「検索しやすさ」「登録店舗数の多さ」「ポイントサービスの充実度」「支払い方法の充実度(電子マネー、ポイント、クレジットカードなど)」が各3割となっています。「注文のしやすさ」「ポイントサービスの充実度」などは、女性での比率が高くなっています。「登録店舗数の多さ」などは若年層、「使い慣れている」などは60・70代での比率が高くなっています。

（※カッコ内はデリバリーサービス利用頻度）
・麺類など麺が伸びてしまうことぐらいです。(男性 28歳 半年に1回程度)
・LINEとの連動などをいちいちさせられて、それでいて、アプリを行き来するたびにログインさせられること。(男性 38歳 2〜3か月に1回程度)
・ポイントが貯まるので使用しているが、店舗独自サイトからの注文の方が特典が多い。(男性 45歳 年に1回程度)
・料金が高めなのが不満。1000円未満だとデリバリーしてくれないのも不満。(男性 46歳 数年に1回以下)
・田舎なので検索にヒットするお店の数が少ない。(男性 48歳 数年に1回以下)
・配達時間を過ぎても何も連絡がない時がある(男性 62歳 月に1回程度)
・道路の混み具合によってかかる時間がわからないこと(女性 24歳 年に1回程度)
・写真が豪華すぎて実際来たものがしょぼい時がある(女性 32歳 半年に1回程度)
・もう少し安ければもっと気軽に注文できると思います(女性 46歳 2〜3か月に1回程度)
・チェーン店で地域によって店が決まるが味のばらつきが気になる(女性 68歳 半年に1回程度)
・季節の行事の時に一度に注文が入り思った以上に時間がかかった(女性 68歳 2〜3か月に1回程度)
・デリバリーより安価で美味しい、店舗の持ち帰りの方がいいと思う時があります。近いお店に限ります。(女性 55歳 年に1回程度)
・田舎なので、店舗が少ないので困っている。(女性 66歳 2〜3か月に1回程度)