【 オンラインショッピングの決済 】に関するアンケート調査（第４回）

　直近1年間のオンラインショッピング利用回数は、「10〜19回」「20回以上」が各20％台でボリュームゾーンです。「10回以上」は5割弱、女性20代では3割強と他の層より低くなっています。

　直近1年間のオンラインショッピング利用者の支払方法は、「クレジットカード」が86.6％、「コンビニ決済」が16.6％、「インターネットバンキングでの銀行振込・郵便振替」「代金引換」が各1割です。オンラインショッピング利用回数が多いほど、「クレジットカード」の比率が高くなっています。
　

　直近1年間のオンラインショッピング利用者に支払方法決定時の重視点を聞いたところ、「オンライン上で手続きが完結する」（65.6％）が最も多く、「手続きが簡単」「支払い手続きに時間がかからない」が4〜5割です。主利用支払方法別にみると、『インターネットバンキング』『携帯キャリア決済』では「支払い手続きに時間がかからない」「手続きが簡単」、『ATM・窓口』『コンビニ決済』『代金引換』では「現金で支払える」「商品が届いてから支払える」の比率が高くなっています。

　直近1年間のオンラインショッピング利用者に、支払方法を使い分けるかを聞いたところ、「複数の方法を使い分ける」は14.3％、「だいたいいつも決まった支払方法を選ぶ」は81.0％です。主利用支払方法別にみると、『クレジットカード』『代金引換』では「だいたいいつも決まった支払方法を選ぶ」の比率が他の層より高く、その他の層では「複数の方法を使い分ける」が3〜4割みられます。

　オンラインショッピング利用時に希望の支払方法が選べなかったことがある人は、ショッピング経験者の5割強で過去調査と比べて減少しています。主に『インターネットバンキング』『電子マネー』『携帯キャリア決済』で支払う人でやや高い傾向です。希望する方法が選べなかった時の対処法は、「そのサイトでの購入はやめ、他のサイトや店舗で購入したことがある」が25.7％、「そのサイトで、希望とは異なる支払い方法で購入したことがある」「商品の購入自体をやめたことがある」が1〜2割となっています。
　

　今後利用したいオンラインショッピングの支払方法は、「クレジットカード」が77.1％で最も多く、以下「コンビニ決済」「電子マネー」「インターネットバンキングでの銀行振込・郵便振替」が各10％台となっています。「電子マネー」は、直近1年の利用率より上位に位置しています。

・キャンセルをしたときにクレジットだと返金に時間がかかること。（男性27歳）
・あまり聞いたことのないお店で買う時に前払いで支払って、商品がちゃんと届くかという不安。（男性37歳）
・初めて利用するサイトでは、カード情報を入力することに抵抗がある。（男性44歳）
・セキュリティはいたちごっこなので、常に最新の状態で管理してほしい。（男性52歳）
・一度クレジットカード支払いを利用すると、勝手に登録されているので、買う際に楽ではあるがセキュリティー面で心配。（女性28歳）
・銀行振込だと口座や記入しなければいけないことが間違っていないか不安で利用したくない。（女性26歳）
・あんまり不用意にクレカの番号を入力したくないが、コンビニ決済は手数料がかかったり、銀行振り込みも振込料がかかったりして勿体無いので、いつも悩む。（女性39歳）
・いつかどこかでカードの情報漏れて不正利用されそう。（女性42歳）