【 ネット証券の利用 】に関するアンケート調査（第20回）

　株式売買の経験率は、「現在も売買をしている」（22.3％）、「現在は売買をしていないが、以前はしていた」（10.8％）を合わせて33.1％です。

　インターネットで株式売買をしたことがある人は26.9％、「現在も売買している」が19.3％です。
　
　

　インターネットでの株式売買経験者に、インターネットで取引した投資資金について直近1年間の状況を聞いたところ、「増加した」は41.8％、「減少した」は15.9％、「ほとんど変わらない」は30.6％となっています。
　

　インターネットでの株式売買経験者がインターネットで取引した証券会社は（複数回答）、「SBI証券」（38.4％）がトップで、「楽天証券」「野村證券」「マネックス証券」が各2割で続きます。「SBI証券」は、男性20〜40代や女性20代で5〜6割と他の層より高くなっています。

　主にインターネットで取引している証券会社について「満足」の比率をみると、『SBI証券』『GMOクリック証券』が各4割弱、『カブドットコム証券』が3割です。「満足」「やや満足」を合計した比率では、『SBI証券』『カブドットコム証券』『松井証券』『楽天証券』が各8割強となっています。

　インターネットでの株式売買の利用意向は25.0％、男性20代以上で各3割強、女性20代以上で各10％台です。現在インターネットで株式売買している人では9割、過去経験者では4割弱、未経験者では約6％となっています。

　インターネットでの株式売買意向者が、取引する際に重視することは（複数回答）、「取引手数料が安い」（70.3％）がトップで、「口座開設などの手続が簡単」「セキュリティが信頼できる」が各3割強で続きます。女性では、「セキュリティが信頼できる」が男性を約13ポイント上回ります。インターネットでの株式売買状況別にみると、現在売買者では「取引手数料が安い」、売買未経験者では「口座開設などの手続が簡単」がやや高くなっています。主利用インターネット証券別にみると、『SBI証券』『松井証券』では「取引手数料が安い」、『大和証券』『野村證券』では「会社の信頼度、経営の安定性」が高い傾向です。

『SBI証券』
・国内外株式、先物等取扱商品が充実しており、利用者も多いためそれなりに安心して使えるから。（男性24歳）
・銀行の口座を持っていて証券会社に紐付けすると金利がさらに高くなるから。（女性32歳）
・初めて株売買をした証券会社なので親しみがある。（男性59歳）

『楽天証券』
・開設しやすかった。楽天カードがあり、楽天銀行の開設とともにやりやすさを感じた。（男性59歳）
・簡単に売り買いが出来るから。使いやすいから。元々楽天のネット銀行を使っているから。（女性32歳）
・楽天市場をよく利用しているので安心感があった。（女性55歳）

『野村證券』
・取引歴が45年以上で他には変えた事がない。（男性70歳）
・もともと野村證券で売買しているのでその流れからネットでも。（男性46歳）
・店舗が比較的近くにあり、大手で信頼できそうだから。（女性60歳）