自主企画アンケート結果

【 育児 】に関するアンケート調査(第4回)

子育てに関する困りごとでは「出費が多い」が1位。女性では「精神的な負担」「自分の自由な時間が少ない」などの比率が高い
マイボイスコム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)は、4回目となる『育児』に関するインターネット調査を2017年7月1日〜5日に実施し、11,072件の回答を集めました。調査結果をお知らせします。
【調査結果】 https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=22816

<TOPICS>
子育てに関する困りごとでは「出費が多い」が1位。女性では「精神的な負担」「自分の自由な時間が少ない」などの比率が高い
日本が子供が育てやすい社会だと思う人は2割弱、育てやすいと思わない人は5割強


  • 子供の人数

     子供がいる人は全体の6割弱、結婚している人の8割です。「1人」が16.0%、「2人」が31.6%、「3人」が9.9%です。


  • 子育てに関する事柄への関与度

     11歳以下のお子さんがいる方に、子育てへの関与度をたずねたところ、積極的に関与している人(「積極的」「どちらかといえば積極的」の合計)は全体の74.2%、男性6割弱、女性9割弱です。男性30代以上は「積極的」が10%台で他の層より低くなっています。また、「どちらともいえない」が各3割で、他の層より高くなっています。


  • 子育てに関する事柄への配偶者の関与度

     11歳以下のお子さんがいる方に、配偶者・パートナーの子育てへの関与度をたずねたところ、配偶者が積極的に関与している人(「積極的」「どちらかといえば積極的」の合計)の比率は全体の67.7%、男性8割強、女性6割弱です。女性40代では5割強で、自分の配偶者が積極的に関与しているという人の比率は、他の層より低くなっています。


  • 子育てをする上で困っていること・不安(複数回答)

     17歳以下のお子さんがいる方に、子育てをする上で困っていること・不安をたずねたところ、「出費が多い」(49.7%)が1位です。「子供の勉強、学力、進学、就職など」「収入が少ない」「精神的な負担」「子供の健康、成長、発達、性格など」「自分の自由な時間が少ない」が各2割〜3割となっています。「精神的な負担」「自分の自由な時間が少ない」などは、女性が男性を13〜17ポイント上回ります。未就学児がいる人では、「肉体的な負担」「自分の自由な時間が少ない」などの比率が高い傾向です。2歳の子どもがいる層では「精神的な負担」が最も多くなっています。また、12歳以上の子どもがいる層では「子供の勉強、学力、進学、就職など」の比率が高い傾向です。
     子育てをする上で困っていること・不安


  • 子育てについての考え方(複数回答)

     子育てについての考え方では「子供を育てることで、自分も成長する」「子育ては、思った以上に大変である」が各4割で、ポジティブ・ネガティブの両面があると感じていることがうかがえます。これらの上位2項目や、「子供を育てることで、視野が広がる」「子供を育てることで、制約されることが増える」などは、女性が男性を10〜14ポイント上回ります。また、「子供がいると、生活にはりあいがでる」は50代以上で4割、20代で2割弱と、年代差が大きくなっています。


  • 日本での子供の育てやすさ

     日本は子供を育てやすい社会だと思う人(「そう思う」「まあそう思う」の合計)は15.4%、育てやすいと思わない人(「そう思わない」「あまりそう思わない」の合計)は51.7%です。結婚していない人や、子どもがいない人、配偶者が子育てに積極的に関わっていない層などでは、子供を育てやすい社会だと思わない人の比率が6割と、やや高くなっています。
     日本での子供の育てやすさ


  • 【回答者のコメント】
  • 必要な出産・育児支援策(全4,905件)

    (※カッコ内は子供の有無・人数)
    ・出産や育児支援は補助金だけでなく、年齢や収入などの一定条件に応じて、保育や医療関連の様々な優先権があると忙しくてもとても助かる。(男性 24歳 子どもはいない)
    ・保育園を増やしてほしい。学費の心配が尽きないことを対策してほしい。(男性 26歳 子どもはいない)
    ・家事代行サービスや平日だけでなく土日祝日も子供を見てもらうなど、年に数回だけでも良いので財政支援というより、具体的サービスに変えられる権利を現物支給という形で支援してもらえれば、行政が子育てを協力してくれていると本当に感じられるサービスだと思う。(男性 35歳 2人)
    ・保育所などではなく、自分で子育てできる環境づくり(男性 49歳 1人)
    ・子育てを終えた人たちの協力を得られるような仕組みがあればいいのではないでしょうか。(男性 69歳 2人)
    ・金銭的な支援が一番ありがたいと思う。育児制度で一回立て替えたら返ってくる制度があるけどそういう制度に頼りたい家って立て替えるお金もない家がほとんどだと思う(女性 19歳 子どもはいない)
    ・オムツなど絶対に必要なものの援助金がほしい(女性 28歳 1人)
    ・育児休暇を長く。 子供の急な病気などのときの会社の対応。地域の支援。(女性 72歳 3人)
    ・保育園や小学生の放課後育成事業などの整備。(女性 53歳 1人)




調査結果の詳細はこちら"
(アンケートデータベース「MyEL」のページへ)



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